トリップアドバイザー、買収観測で逆行高-時価総額550億円強膨らむ

  • 著名ベンチャーキャピタリストのジェイ・ホーグ氏を取締役に迎える
  • ホーグ氏創業のTCV、トリップアドバイザーの20位以内の株主に

オンライン旅行サービス会社トリップアドバイザーの時価総額は、テクノロジー・クロスオーバー・ベンチャーズ(TCV)の共同創業者で著名なベンチャーキャピタリストのジェイ・ホーグ氏を取締役に迎えてから、過去2日間で5億ドル(約550億円)余り膨らんだ。米国株全体の時価総額が5日の1営業日だけで1兆2500億ドル失われるなど、相場全体が急落する中で逆行高となった。

  TCVは2日遅く、1月31日時点でトリップアドバイザーの株式を間接的に230万株保有していることを開示した。これにより20位以内に入る株主となった。トリップアドバイザーを巡る買収観測が広がる中、ネットフリックスの取締役を長年務めるホーグ氏が着任した。

  カウエンのアナリスト、ケビン・コペルマン氏は昨年11月下旬の顧客向けリポートで、プライスライン・グループあるいはホーグ氏が取締役を務めていたエクスペディアにトリップアドバイザーが近いうちに1株50ドルで買収される可能性は50%あると予想。昨年3月、トリップアドバイザーのグレッグ・マッフェイ会長は、同社事業が買い手にとって魅力的な可能性があり、さらに詳しく検討しようとする企業が現れるかもしれないと語っていた。

  合併・買収(M&A)に向けてどのような道筋をたどるにしても、リバティー・インタラクティブを率いるジョン・マローン氏の関与は必然とみられている。リバティー・インタラクティブがトリップアドバイザーの議決権の57%を握るためだ。リバティー・トリップアドバイザー・ホールディングスの広報担当者は株価の動きについてコメントを控えた。

  トリップアドバイザーは2月14日に決算発表する予定。

原題:TripAdvisor Takes a Detour From Market Rout Amid Takeover Talk(抜粋)

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