クオンツファンドのセブン・エイト、株価下落の中で利益得る

パニックを利益に変えているヘッジファンドのクオンツ運用者がいる。

  先週、株価が6%下落しボラティリティー(変動性)が急上昇する中で、統計的裁定取引の戦略を取るクオンツファンドは利益を得る好機を迎えた。こうした不安定な相場下落局面では、平均価格から乖離(かいり)している株式を特定することなどにより、クオンツファンドのコンピューターが優位に立つ。

  スティーブン・ショーンフェルド氏のファミリーオフィスと連携するクオンツファンド、セブン・エイト・キャピタルの共同創業者、スティーブン・キャッシュ氏は「ここ数日間、利益を得ており、運用成績は全般的に堅調だ」と説明。「市場が恐怖によって突き動かされている局面では、不合理な決定がかなり増える傾向があり、その場合、アルゴリズムが介入し反対のポジションを取って利益を得る」と述べた。

  キャッシュ氏は、自身のファンドが今週得た利益の額を具体的に示すことは控えた。

  クオンツ運用者らは2年間にわたって静かな市場で苦労してきた。昨年のリターンは平均でプラス4.8%にとどまり、他のヘッジファンド戦略を下回った。投資家の関心が米国の減税からインフレと金利上昇への懸念に移る中、ボラティリティーは上昇しており、一部のクオンツトレーダーらが恩恵を受けている。

原題:One Hedge Fund Quant Profits by Taking Other Side of Selloff(抜粋)

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