12月の経常収支は7972億円の黒字-市場予想を下回る

  • 黒字幅2カ月連続縮小-輸出の鈍化が貿易収支押し下げとの見方
  • 貿易収支は33.4%減の5389億円の黒字-黒字は7カ月連続

モノやサービスを含む海外との総合的な取引を示す経常収支は、2017年12月速報で42カ月連続の黒字となった。市場予想は下回った。財務省が8日発表した。

キーポイント

  • 経常収支は前年同月比28.5%減の7972億円の黒字(ブルームバーグ調査の予想中央値は1兆569億円の黒字)-黒字幅は2カ月連続縮小
  • 輸出から輸入を差し引いた貿易収支は33.4%減の5389億円の黒字(予想は5204億円の黒字)-黒字は7カ月連続

エコノミストの見方

  • IHSマークイットの田口はるみ主席エコノミストは2日付リポートで、円安効果ははく落するものの、海外からの利子や配当金といった第1次所得収支が増加し、経常収支は黒字を維持する見通しと分析した。
  • 第一生命経済研究所の斎藤麻菜エコノミストは同日付リポートで「引き続き高水準の所得収支が下支えにはなる」と指摘。一方、輸出の鈍化と輸入の伸びが貿易収支を押し下げ、経常収支の黒字幅は2カ月連続で縮小すると予想した。
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