アップルが社債購入を削減、国外滞留資金のレパトリ準備で-関係者

  • 社債購入は約17兆円と突出、ほとんどが国外資金による
  • アルファベットやオラクルも同調、借り入れコストに影響も

アップルは国外に滞留している現金を本国に戻す準備として、そうした資金を使った社債購入を減らしていると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  アップルの社債購入は約1570億ドル(約17兆1400億円)と突出しており、そのほとんどが国外に滞留している資金による。社債購入の削減はアルファベットやオラクルなど他の大手ハイテク企業も同調する動きで、企業の借り入れコストに影響を与えかねない。

  情報が公開されていないことを理由に匿名を条件に話した関係者らによれば、大手ハイテク企業は保有社債を減らす方針で、今年に入り新たな社債取引を敬遠し始めている。クレディ・スイスのアナリスト、ゾルタン・ポズサー氏は1月29日付のリポートで、国外に資金を滞留させている米企業は2020年までに本国に戻す、あるいは使ってしまう可能性が高いと分析していた。

  昨年の米税制改革法成立を受け、投資適格級社債の投資家の間では買い手減少が警戒されていた。アップルなどはこれまで、国外滞留資金を放置せずに社債購入に活用してきた。

  アップルの担当者はコメントを控えた。

Stash the Cash

U.S. tech companies are the biggest hoarders of cash overseas

Source: Credit Suisse

原題:Apple Cuts Back on Bond Buying in Advance of Bringing Cash Home(抜粋)

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