2月6日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが小幅安、米国株の回復で-対円では小高い

  6日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇後に小幅安に転じる展開。米株式相場が回復したことから売りが優勢になった。

  米国株がこの日の安値を付けた際、ドル指数は0.4%高となる場面もあった。

  主要10通貨の中ではスイス・フランと円がドルに対して下げが目立った。株式市場安定化の兆候を背景に逃避需要が弱まった。

  ニューヨーク時間午後4時32分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%未満の低下。ドルは対ユーロで0.1%下げて1ユーロ=1.2377ドル。対円では0.5%高の1ドル=109円58銭。

  2日以降、通貨市場の動きは比較的落ち着いている。ドルが2017年初め以降に10%超下げ、既に相場修正の動きが進んでいることが原因と考えられる。

  リスクポジションを減らす動きとなり、ユーロは対ドルで一時、1.2314ドルとほぼ2週間ぶりの安値を付けた。その後はリスク資産と共にユーロは戻した。

  ドイツの連立政権樹立に向けた協議が進展しなかったことは、既に軟調な地合いにあるユーロにとって一段の圧力となり得る。

  ドイツの金属労組と雇用主は賃上げ率で合意。ドイツで賃金スタグフレーションが続くとの懸念が緩和された。

  ドルは対円でアジア時間に108円46銭の安値を付けた後、ニューヨーク市場では109円65銭の高値まで上昇。取引レンジは1円を超えた。

欧州時間の取引

  下げていた米国株先物が反転したため、ドルは当初の上げを維持できなくなった。
原題:Dollar Nurses Losses as Currencies Calm Amid Volatile Markets(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が急反発、S&Pは16年以来の高い伸び

  6日の米株式相場は大幅反発。前日までに売りを浴びた業種に買いが戻り、S&P500種株価指数は1年3カ月ぶりの値上がり幅となった。一方、米国債は反落。10年債利回りは後半の取引で上げ幅を拡大した。

  • 米国株は大幅反発、ハイテクや素材が好調-朝方は不安定な値動き
  • 米国債は大幅反落、10年債利回りは10bp上昇で2.8%に
  • NY原油は続落、2週間ぶり安値-株価につられる展開
  • NY金は続落、株価急落の動き和らぐ

  ハイテクや素材、消費者関連の銘柄が買われ、株価指数を押し上げた。ダウ平均はこの日、2年ぶりの大幅上昇。ダウ・デュポンとホーム・デポの上昇が大きく寄与した。日中の値動きは荒く、寄り付きでは500ドル余り下落していた。

  S&P500種は前日比1.7%高の2695.14。ダウ平均は567.02ドル(2.3%)上げて24912.77ドル。ニューヨーク時間午後4時45分現在、米10年債利回りは10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.80%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続落。2週間ぶりの安値水準をつけた。株式相場につられる動きとなった。米エネルギー情報局(EIA)が7日に発表する原油在庫は増加が予想されている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比76セント(1.2%)安の1バレル=63.39ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は76セント下げて66.86ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。米株式相場が落ち着きつつある兆しを背景に、価値保存手段としての商品の需要が減退した。ニューヨーク時間午後2時22分現在、金スポット相場は前日比0.8%安の1オンス=1328.38ドル。一時は0.5%上昇する場面もあった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.5%安の1329.50ドルで終了した。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は朝方50を突破、中国の人民元切り下げ(2015年)以降の最高に達する場面があったが、最終的には30近くに低下した。

  同指数の低下は地合いに影響を及ぼし、取引終盤の株式を支える一方、国債への重しとなった。

  米国債は中期ゾーンの下げが特に目立った。長期ゾーンは下げ幅が比較的小幅となり、5年債と30年債の利回り差はフラット化した。
原題:Stocks Recover From Rout With Best Day Since 2016: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Pressured Lower as Stocks Stage Comeback, VIX Slides(抜粋)
Crude Slips to Two-Week Low as Price Moves Follow Equities(抜粋)
Gold Falls as Rate Concerns Resurface With Equities Rout Easing (抜粋)

◎欧州株:ストックス600が7日続落、銀行株指数は大幅安

  6日の欧州株式市場では、指標のストックス600指数が7営業日続落。債券利回り上昇を巡り神経質な相場展開が続く中、同指数は英国が欧州連合(EU)離脱を決めた国民投票直後以来の大幅安となった。

  ストックス600指数は前日比2.4%安の372.79と、昨年8月以来の安値で終了。業種別指数はすべて下落、銀行株指数は2.9%安。

  英FTSE100は2.6%安、仏CAC40は2.4%安、独DAXは2.3%安。

  個別では、マン・グループが6.5%安、クレディ・スイスが6%安、ミュンヘン再保険が5.3%安。
原題:European Stocks Suffer Worst Drop Since Brexit Aftermath(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債が上昇、周辺国債も堅調-安全求める資金が流入

  6日の欧州債市場では、ドイツ債が上昇。世界的な株安で投資家の資金が安全な債券へと向かい、前日の米国債の動きに追随した。ドイツでは数件のブロックトレードが成立。ただ、パニック的な債券買いの兆しはあまり見られなかった。

  欧州の中核国債では超長期ゾーンに買いが集中。ドイツ30年債と同年限の米国債とのスプレッドは昨年6月以降で最大に広がった。米国株が反発した一方、欧州株が下げたままだったことなどが背景にある。ドイツ10年債利回りは0.6%台に低下した。

  英国債は朝方、欧州債の上昇を主導。だが2048年償還予定のインフレ連動債の落札価格が予想下限にとどまり、上げ幅を縮小した。

  世界的な市場の混乱にあって、周辺国債は概して底堅い。スペインとイタリアの国債は共に上昇、ポルトガルはアンダーパフォームが続いた。
原題:Bunds Hold Gains, Periphery Climbs; End-of-Day Curves,Spreads(抜粋)
Traders Are Buying Europe Bonds Over Treasuries AmidStocks Rout(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE