きょうの国内市況(2月6日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株1年超ぶり急落、米国暴落嫌気し全業種安い-値下がり2000超す

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は大幅に3日続落し全面安、東証1部の値下がり銘柄数は初めて2000を超えた。米国株の暴落やボラティリティーの急上昇を警戒し、投資家の間でリスク資産を圧縮する動きが強まった。東証1部33業種は電機など輸出株、化学など素材株中心に全て安い。

  TOPIXの終値は前日比80.33ポイント(4.4%)安の1743.41、日経平均株価は1071円84銭(4.7%)安の2万1610円24銭。下落率は2016年11月9日の米大統領選時以来で、水準は昨年10月20日以来の安値となった。

  アセットマネジメントOneの武内邦信シニアフェローは、「『適温相場』だとして投資家の楽観が行き過ぎた反動が出ている」と指摘。米雇用統計での賃金上昇をきっかけとした長期金利上昇が今回の下落の発端だが、その後は「株価が下がれば下がるほどボラティリティーが上がり、それに伴ってリスクパリティー運用手法による機械的な売りを呼び込む循環となっている」と言う。

  東証1部33業種は、ガラス・土石製品や非鉄金属、ゴム製品、化学、倉庫・運輸、サービス、証券・商品先物取引、保険、機械などが下落率上位。売買代金上位では任天堂、ファーストリテイリングが下げ、安川電機やSUMCO、SBIホールディングス、第一生命ホールディングスは下げが大きくなった。業績計画を上方修正した三菱自動車は逆行高。

  東証1部の売買高は31億5571万株、売買代金は5兆6483億円。値上がり銘柄数は35、値下がりは2027、値下がり銘柄はブルームバーグ・データで遡及可能な1992年以降で最高。

●債券上昇、日米株急落でリスク回避-長期金利一時約1カ月ぶり低水準

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は上昇。前日の米国株式相場の急落を受けて、国内株式市場でも日経平均株価が一時1600円を超す下げ幅となったことを背景にリスク回避の姿勢が強まり、投資避難先としての債券買い圧力が掛かった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比18銭高の150円50銭で取引を開始。午前の終了にかけて大きく水準を切り上げ、一時は150円63銭と、中心限月の日中取引ベースで1月9日以来の高値を付けた。結局は16銭高の150円48銭で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「米国の株安がどのような形で落ち着いてくるのか不透明な中、日本株がつられて安くなっており、リスク回避姿勢が強まっている」と指摘。「しばらく金融市場が落ち着かない可能性があり、目先は安全資産としての国債需要が勝っている」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低い0.07%で寄り付き、午後には一時0.065%と、1月11日以来の水準まで低下。その後は0.075%に戻して推移した。

  財務省がこの日実施した10年物価連動国債入札の結果は、最低落札価格が105円35銭だった。ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値106円25銭を下回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.38倍と、前回の3.10倍から上昇した。

●円がほぼ全面高、日米株急落でリスク回避-対ドルで一時108円台半ば

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場では円がほぼ全面高。前日の米国株に続いて日本株や米株先物が急落する中、リスク回避に伴う円買いが進んだ。ドル・円相場は一時1ドル=108円台半ばまで下落する場面が見られた。

  午後3時50分現在のドル・円は前日比0.2%安の108円90銭。朝方は109円台前半で小動きだったが、徐々に円買いが強まり、午後には一時108円46銭と1月26日以来の水準まで下落。その後は日本銀行の黒田東彦総裁が長期金利の操作目標の引き上げに否定的な見解を示したこともあり、108円台後半まで値を戻した。

  CIBC証券金融商品部の春木康部長は、「典型的なリスクオフの円高になっている」とし、「目先は株が落ち着かないとリスクオフの地合いが止まらないだろう」と指摘。もっとも、「ドル全面安下での円高ではなく、リスクオフのドル買い・円買い局面であることを考えると、一方的にドル・円がずるずると下がり、105円を目指すことは想定していない」と話した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE