Photographer: Brendon Thorne/Bloomberg

株価調整は短命、米国債利回り危険水域に達していない-ガーンリー氏

  • 「危険水域は3.5-4.0%のレンジの可能性」
  • 世界的な株安は下落率が7-10%まで広がる可能性
Photographer: Brendon Thorne/Bloomberg

サクソバンクの株式戦略責任者ピーター・ガーンリー氏は2週間前、世界の株式相場が1-3月(第1四半期)の後半に調整に向かうと予想していた。実際のタイミングは正確につかめなかったものの、株式相場上昇に対する警告は時宜を得ていた。

  ガーンリー氏は現在、米10年債利回りが不安をあおる水準に達していないとして、株価調整は短命に終わる公算が大きいとみている。電子メールで同氏は「これは株式市場の健全な調整で、長続きしないだろう。米10年債利回りは上昇したが危険水域にまだ達していない」と指摘。「危険水域は3.5-4.0%のレンジの可能性が高い」と付け加えた。

  米10年債利回りが2日に4年ぶり高水準の2.84%まで上昇したのを受け、S&P500種株価指数は5日までの2営業日で6.2%下落、同期間としては2015年8月以来の大きな下げとなった。欧州株の指標ストックス600指数が5日まで6営業日連続で値下がりするなど、世界的に売り圧力が強まっている。

  それでもガーンリー氏は、弱気相場入りの予測には時期尚早と言う。「株価調整の後、株式投資家はインフレシナリオを手掛かりに買い、再び株価が持ち上げられる公算が大きい。これは前回2007年にも見られた伝統的なサイクル終盤の投資行動だ」と説明。世界的な株安は下落率が7-10%程度まで広がる可能性があると同氏はみている。
   
原題:Strategist Who Called Stock Slump Says It Will Be Short-Lived(抜粋)

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