北朝鮮に圧力維持確認、安倍首相とペンス米副大統領-五輪前に

更新日時
  • 米は近く「最も厳しい制裁」発動へ-ペンス副大統領
  • 五輪前にわざわざ訪日は「政治的メッセージ」-慶大・中山教授

安倍首相とペンス米副大統領

Photographer: Kim Kyung-Hoon/Reuters

安倍晋三首相は7日午後、来日中のペンス米副大統領と会談し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、日米が協力して圧力路線を維持する方針を確認した。両氏は9日に韓国で行われる平昌冬季五輪開会式に出席する。

  安倍首相は会談後の共同記者発表で、ペンス副大統領とは北朝鮮政策で「日米が100%共にあることを改めて確認した」と強調。五輪に向けた南北対話は評価する一方、「日米、日米韓で連携してあらゆる方法で圧力を最大限まで高めていく」と述べた。「ほほえみ外交に目を奪われてはならない」との考えでも一致したという。

  ペンス副大統領は、北朝鮮は日米や世界全体を依然、脅かしており、核を放棄するまで孤立させ続けると強調した。「すべての選択肢が検討されている」とし、米国が近く「最も厳しい制裁」を発動することも明らかにした。

安倍首相とペンス副大統領

Photographer: Frank Robichon/Pool via Bloomberg

  米国政治の専門家、慶応大学の中山俊宏教授は、ペンス副大統領と安倍首相は共に訪韓するため現地での会談も可能であり、米側が「わざわざ訪日するというのは政治的なメッセージだ」と指摘する。欧州諸国と緊張関係が続く中、「今一番深刻な北朝鮮情勢について日本ときちんと協調している」と国内外に向けて発信する狙いがあるとした。

  外務省の発表によると、ペンス副大統領は安倍首相主催の晩さん会後に、麻生太郎副総理とも懇談し、経済関係を含めた幅広い意見交換を行う。8日午後には、韓国に向けて出発する。

(共同記者発表終了を受け、更新します.)
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