株式相場、本格的な下落開始ではないだろう-JPモルガン・アセット

  • 株式は債券との相対比較でなお適正な投資対象
  • 利回りの絶対水準よりも上昇のペースが重要-ショーウィッツ氏

株式はマルチアセット投資家にとって、債券との相対比較で引き続き適正な投資対象との見方をJPモルガン・アセット・マネジメントが示した。

  買われ過ぎかつ高揚した市場心理という状況下でのリスク資産の巻き戻しは、主要な相場下落の始まりにはみえないという。同社でグローバル・マルチアセット・ストラテジストを務めるパトリック・ショーウィッツ氏はリポートで、経済成長や企業業績の伸びは堅調さを保っており、「バリュエーション(株価評価)の伸長だけで大量の売りを発生させるのは不十分だ」と指摘した。同社の運用資産は約1兆7000億ドル(約187兆円)。
        

  JPモルガン・アセットは最大の「内在的」リスクとして債券利回りの上昇を挙げてきた。ショーウィッツ氏は「利回りの絶対水準が問題ではなく、むしろ上昇のペースが重要だ。投資家はここを注意して見続けるべきだ」と述べた。

  ショーウィッツ氏によると、JPモルガン・アセットはしばらく前から、市場のプラス心理のさらなる高揚を背景にリスク資産が調整するリスクの高まりを警告している。「現在の動きはより重要な何かの始まりになるかもしれないが、これまでのところは非常に限定的だ。『本当』の調整レベルに近づく前に買い手が現れる公算が大きい」との認識を同氏は示した。

LGTバンクのホファー氏、世界市場の見通しを語る。

(出所:Bloomberg)

原題:JPMorgan Says This Isn’t Start of Major Downturn Amid Bond Risk(抜粋)

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