フェイスブック、休眠ユーザー呼び戻しに躍起-メール攻勢で復帰促す

チリに住むリシ・ゴランタラさんがフェイスブックのアプリを携帯電話から削除してから約1年たったが、フェイスブックからの利用再開を促すメールは熱心さを増すばかりだ。

  フェイスブックはまず、数日おきに写真やコメントを投稿した友人についてアラートを送信し、リンクをクリックしてフェイスブック上の活動をチェックするよう促した。だが、ゴランタラさんはほとんど反応しなかった。

  その後、昨年9月になると、1週間に1回ほどフェイスブックのセキュリティー関連カスタマーサービスのアドレスから通知を受け取るようになった。「フェイスブックのログインに問題があるようです」とメールには書かれていた。 「下のボタンをクリックするだけでログインできます。ログインしようとしなかった場合はお知らせください」。しかし、ゴランタラさんは、他の人も同様にログインしようとしなかったと考えている。

フェイスブック、利用者つなぎとめに懸命

Illustration: Khylin Woodrow

  ゴランタラさん(35)は、こうしたメールについて「トリックにかけようとする内容だ。誰かが私のアカウントにアクセスしようとしたので、ログインして確かめる必要があるとでも言っているかのようだ」と話す。

  月間利用者数が20億人以上に達したフェイスブックにとって、ユーザー数が常に投資家の予想を上回るためには、ゴランタラさんのようなユーザーをつなぎとめることが新メンバーを募集するのと同じくらい重要となる。

  フェイスブックに頻繁にログインしていないが、完全に利用を終了していない人には、メールやテキストメッセージを通じて復帰を求める通知の回数が増えており、1日に数回来ることもあるという。世界中のユーザーからのスクリーンショットや報告で明らかになった。ゴランタラさんはプライバシーに関する懸念からフェイスブックの利用を減らしているが、「数日間ログインしない時は毎回」セキュリティーの通知が来るという。

イラスト:Khylin Woodrow

  フェイスブックは、ユーザーが同社から通知を受け取ることには「多くの理由」があると説明する。「当社は、特にユーザーが友人からの通知を見逃している場合などに、ユーザーがより迅速かつ容易にアカウントにアクセスできる方法を常に探している」と広報担当リサ・ストラットン氏は指摘。セキュリティーのメールは「利用再開を促すための作戦ではない」と説明した。

原題:Facebook Really Wants You Back(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE