ボーイング、ブラジルのエンブラエルと合弁設立で協議-関係者

  • 完全買収ではなく、ボーイングは商用機の合弁設立計画示す
  • 協議は前進しているものの、まだ最終合意に至らず

米航空機メーカー、ボーイングはブラジルの同業エンブラエルに対し、完全買収ではなく、商用ジェット機の合弁会社を設立する計画を提示している。協議に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  社外秘であることを理由に匿名で語った関係者の1人によると、合意の枠組みに関する両社の交渉は順調に前進しているが、なお課題が残っており、最終的な条件は依然まとまっていない。別の関係者はボーイングが1日に計画を示したと述べたが、エンブラエルは2日、協議が継続中で新会社設立を含めた可能性があることを確認したものの、提案は受け取っていないと説明した。

  合弁がエンブラエルの商用航空機部門の全部ないし一部を網羅することになるのかは不明。国益を巡るブラジル政府の懸念を解消するため、同社の軍事事業は除外される見込み。政府は拒否権を行使できる「黄金株」を保有している。

  ボーイングは先にエンブラエルの経営権取得を目指したが、テメル大統領が直ちに反対したことから、アナリストは両社が合弁事業に焦点を絞ると予想していた。大統領は当時、「あらゆる提携を歓迎するが、エンブラエルの経営権を他社に譲ることは考慮していない」と述べていた。

  両社の合弁事業の可能性について、ブラジル紙グロボが先に報じていた。ボーイングはコメントを控えた。ブラジル国防省のコメントは今のところ得られていない。 

原題:Boeing Is Said to Court Embraer, Brazil With Jetliner Venture(抜粋)

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