米パーミアン盆地が第2のサウジに-余剰生産能力は最大100万バレル

  • 米国の原油生産、昨年11月に約40年ぶりに日量1000万バレル突破
  • サウジ余剰生産能力は日量約150万バレル-ブルームバーグのデータ

米国のパーミアン盆地は原油の余剰生産能力が最大100万バレルに上り、サウジアラビアのようだとの見方を、サウジ国営石油会社サウジアラムコの油層管理の元責任者、ナンセン・サレリ氏が示した。アラムコは世界最大の原油輸出企業。

  サレリ氏は、パーミアン盆地の石油生産会社の遊休状態の生産能力が少なくとも日量計50万バレルに達すると指摘した。ブルームバーグが集計したデータによれば、サウジの余剰生産能力は日量約150万バレル。同氏は現在、コンサルタント会社クオンタム・レザボア・インパクト(ヒューストン)の最高経営責任者(CEO)を務めている。

  テキサス州とニューメキシコ州にまたがるパーミアン盆地は、米国のシェールオイル生産の原動力。同盆地での増産などにより、米国の原油生産は昨年11月に約40年ぶりに日量1000万バレルを超えた。米エクソンモービルは同盆地での生産を2025年までに3倍に増やすため数十億ドルを投資している。同盆地での生産コストは1バレル当たり15ドル程度。

  サレリ氏は、「数十年にわたり、余剰生産能力を持っていたのは一つの国、一つの企業であり、それは、サウジでありサウジアラムコだった」と指摘。「現在ではパーミアン盆地が類似した状況だ」と述べた。

原題:Permian Seen Second to Saudis for Spare Oil-Output Capacity(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE