ソニー株が逆行高、20年ぶりの最高益予想とトップ人事を好感

Kazuo Hirai, incoming chairman of Sony Corp., left, and Kenichiro Yoshida, incoming chief executive officer, shake hands while posing for photographs during a news conference in Tokyo, Japan

Photographer: Akio Kon/Bloomberg
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

ソニー株が続伸。買い気配で始まり一時前営業日比2.2%高の5607円まで上昇した。2日に発表した今期(2018年3月期)業績予想の上方修正とトップ人事を好感した買いが先行し、株式相場全体が大幅下落する中、逆行高となっている。

  午前9時49分現在は1%高の5538円。売買代金は東証1部でトップの約500億円に膨らんでいる。日経平均株価は同2%安となっている。

  同社は2日、営業利益予想を7200億円(従来予想は6300億円)に上方修正するとともに、吉田憲一郎副社長兼最高財務責任者(CFO)が4月に社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格する人事を発表した。予想を達成すれば1998年3月期の5257億円以来、20年ぶりの最高益更新となる。

  SMBC日興証券の桂竜輔シニアアナリストはトップ人事について、「株式市場からの信任を得ていると弊社がみていた吉田CFOの社長就任が発表されたことはポジティブサプライズ」と評価。ゴールドマン・サックス証券の杉山賢アナリストらはコンテンツビジネスのプレゼンス拡大などを背景に2021年3月期の営業利益1兆円の実現可能性が高まったと指摘した。
  
  ソニーは音楽、半導体、金融分野などで増益を見込めるとして、今期の純利益予想も4800億円(同3800億円)に引き上げた。10-12月期の営業利益は3.8倍の3508億円と過去最高を更新した。

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