Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

【米国株・国債・商品】株急落、金利上昇を嫌気-ダウ666ドル安

更新日時
  • 堅調な雇用統計を受け米国債下落、10年債利回り一時2.85%超え
  • ダラス連銀総裁が今年3回を超える利上げを示唆

2日の米株式相場は大幅安。ダウ工業株30種平均は666ドル下げ、2016年6月以来の大幅下落となった。金融当局が利上げペースを速めるとの懸念が広がった。

  • 米国株は急落、ダウ平均は666ドル下げる
  • 米国債も下落、10年債利回りは一時2.85%を超える
  • NY原油は反落、シェール増産懸念に加えドル高や株安が重し
  • NY金は反落、週間では今年最大の下落-雇用統計が予想上回る

  米雇用統計が堅調な内容となり、経済の力強さが示されたことから国債相場が大きく下げ、株式市場にも動揺が広がった。さらに、ダラス連銀のカプラン総裁が今年3回を超える利上げが必要になる可能性を示唆した後、国債・株式相場ともに下げ足を速めた。10年債利回りは一時、2014年1月以降で初めて2.85%を超えた。

  S&P500種株価指数は前日比2.1%安の2762.13。ダウ工業株30種平均は665.75ドル(2.5%)下げて25520.96ドル。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時53分現在、10年債利回りが5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.84%。S&P500種の週間下落率は3.9%に達した。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反落。シェール油増産懸念に加え、ドルの上昇や株価の下落が重しになった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比35セント(0.5%)安の1バレル=65.45ドルで終了。週間では1%下落。ロンドンICEの北海ブレント4月限は1.07ドル下げて68.58ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。週間ベースでは昨年12月初旬以来の大幅安となった。米国の雇用と賃金の伸びが加速したことから、利上げペースも速まるとの観測が強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比0.8%安の1オンス=1337.30ドルで終了。週間では1.5%下げて、昨年12月8日終了週以来の大幅下落。

  ルートホルド・ウィーデンの最高投資ストラテジスト、ジム・ポールセン氏は「利回りは上昇し、インフレの兆候は幅広く強まっている。これら2要素の組み合わせが強まり始めている」とし、「それに加えて今回の雇用統計だ。これが決定的な一撃となり、きょうの相場の動きにつながった」と述べた。

  S&P500種では主要11業種全てが下落。エネルギー株は4.1%安。決算が期待外れだったほか、原油相場の下落が影響した。テクノロジー株は売りが加速。ナスダック100指数は 個別株ではアマゾン・ドット・コムが大きく上げたものの、アップルは昨年10月以来の安値となった。

原題:Dow Plunges 666 Points as Rate Angst Sinks Bonds: Markets Wrap(抜粋)
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