ムニューシン米財務長官、中国の海航CEOと面談していた-昨年6月

  • 対米外国投資委員会は海航の買収計画に厳しい対応
  • 財務省が長官の17年前半のスケジュールを公開-面談内容には触れず

ムニューシン米財務長官は昨年6月、中国の海航集団(HNAグループ)の譚向東(アダム・タン)最高経営責任者(CEO)と面談していた。財務省が公表した同長官のスケジュールで分かった。海航は所有構造が不透明で、同社の米企業買収計画について対米外国投資委員会(CFIUS)は厳しい対応をしている。

  ムニューシン長官が譚CEOと会ったのは同月19日。海航はその約5カ月前にアンソニー・スカラムッチ氏から投資会社スカイブリッジ・キャピタルの同氏持ち分を買い取ることで合意していた。スカラムッチ氏は昨年7月にホワイトハウスの広報部長に就いたが、10日で解任された。

  外国企業による米企業買収計画を安全保障の観点から審査するCFIUSは、財務長官が率いる。事情に詳しい2人の関係者によれば、CFIUSは所有構造に関する質問に海航が対応するまで、スカイブリッジの取引についての審査を保留しているという。スカイブリッジ案件だけでなく、海航による他の幾つかの買収計画も所有権を巡る懸念を海航が解消するまで棚上げされている。公に話すことが認められていないとして関係者は匿名を条件に語った。

海航集団の譚向東CEO

Photographer: Christopher Goodney/Bloomberg

  スカイブリッジに加え、海航はグレンコアの石油貯蔵・流通事業の持ち分51%を買い取ることでも合意している。同事業の資産は米国内にある。

  ムニューシン長官と譚CEOの面談は、財務省のウェブサイトに1月31日に掲載された同長官の17年1-6月期のスケジュールに記載されているが、面談で話し合われた内容には触れていない。財務省内での面談は15分間続いたとしている。
  
  財務省とスカイブリッジ、海航にコメントを求めたが、いずれも返答はなかった。

  ブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーのピーター・グラウアー会長は、グレンコアでシニア独立非業務執行取締役を務めている。

原題:Mnuchin Met With HNA’s Tan Amid Treasury-Led Deal Reviews (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE