PIMCO、米10年債利回り3%ならむしろ買いシグナル

  • 「その水準で債券購入検討したい。守りの姿勢緩める」-キーセル氏
  • ガンドラック氏やマイナード氏らは米国債の弱気相場入りを警告

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のダニエル・アイバシン 、マーク・キーセル両氏は、米10年債利回りの3%乗せは他の運用者が警告している債券の弱気相場入りを示唆するというよりも、むしろ買いシグナルの可能性があるとの認識を示した。

  PIMCOでグローバル・クレジット担当最高投資責任者(CIO)を務めるキーセル氏は1月31日、本社のあるカリフォルニア州ニューポートビーチでのインタビューで、「3%に上昇したら買い手が現れるだろう」と述べ、「私はその水準で債券購入を検討したい。守りの姿勢を緩める」と語った。
  
  米10年債利回り3%のケースに弱気な見方を示しているのはダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラックCIOやグッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナードCIOら運用者だ。マイナード氏は1月、3%水準の突破がない限り利回りの上昇トレンドは変わらないと発言。ガンドラッグ氏は「3%を超えてくると、これまでの強気相場は本当にゲームオーバーだ」と1月9日のウェブキャストで語った。

  利回り上昇が懸念される中で、PIMCOのファンドは中期債ファンドの指標のブルームバーグ・バークレイズ米国総合指数よりもデュレーションリスクを低減している。キーセル氏によれば、年金基金や保険会社、PIMCOの顧客は株式のボラティリティーの影響を緩和し、インカムの恩恵を受けるために米国債の持ち高を増やそうとする可能性がある。

  PIMCOのグループCIOのアイバシン氏は、経済成長が弱まれば資金の逃避先として米国債に買い手が集まると指摘。10年債利回りが「3%に達しても、そこを超えてもかまわない」と述べた上で、 「あらゆる種類のネガティブな衝撃、地政学的イベント、景気減速のいかなる兆候も、米国債相場の著しい上昇を伴う可能性があるとわれわれはみている」と語った。
       
原題:Pimco Views 3% Yield as Opportunity Where Others See Bear Signal(抜粋)

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