アップル株が時間外取引で上昇、アイフォーンXに楽観的見方

更新日時
  • 10-12月期の平均販売価格は796ドルに
  • 高価格モデルに対する消費者の購入意欲を示唆

An employee picks up an Apple Inc. iPhone X smartphone.

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

アップルの株価が1日の米株式市場時間外取引で上昇。同社がこの日発表した昨年10-12月(第1四半期)決算で「iPhone(アイフォーン)」の高価格モデルに対する消費者の購入意欲が示唆された。

  アップル株は時間外取引で一時3.6%高。通常取引終値は167.78ドルだった。

  主力製品アイフォーンは昨年のホリデー商戦期間を含む四半期の平均販売価格が796ドル(約8万7100円)と、前年同期の700ドル弱から上昇。価格設定が999ドルからの最上位機種「X(テン)」に買い手が引き寄せられていることを示した。

  今四半期の売上高見通しと昨年10-12月期のアイフォーン販売台数がアナリスト予想を下回ったため、決算発表直後は投資家の間に動揺が広がったものの、平均販売価格が安心感を与えた。RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、アミット・ダリヤナニ氏は「アイフォーン販売台数は予想を下回ったが、平均販売価格が大きく上昇したことが販売不振を相殺した」と投資家向けリポートで分析した。

  1-3月期売上高は600億-620億ドルの見通し。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は659億ドルだった。2017年10ー12月(第1四半期)のアイフォーン販売は7730万台と、前年同期比で1%減少し、アナリスト予想平均の8020万台を下回った。

  アイフォーンの販売減少はアップルが関連サービスやアクセサリーなどの売り上げを強化し、ウエアラブル技術や拡張現実(AR)、輸送などの分野で次の大ヒット製品の開発を急ぐ必要性を意味するが、「X」はAR機能を中心に最新のソフトウエアとサービスを搭載しており、その販売好調はこうした将来的プロジェクトの支えとなる。

  ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話会見で、1-3月期のアイフォーン販売が前年同期比で10%以上伸びると予想した。

Price Spike

The cost of the iPhone X pushed the cost of the flagship device into new territory

Source: Bloomberg

  製品・サービス別の10ー12月期売上高は「Mac(マック)」が前年同期比5%減収となった一方、「iPad(アイパッド)」は6%増収。「アップル・ミュージック」や映画レンタル、アプリ・ダウンロード、クラウドストレージのアップグレード、電子書籍を含むサービス収入は18%伸びた。また、「アップルウオッチ」を含む「その他製品」部門は36%増収と、同社の部門別では最大の伸びだった。ティム・クック最高経営責任者(CEO)はインタビューで、ウオッチが4四半期連続で50%超伸びたと語った。

  
原題:Apple Shares Climb on Signs of Demand for Priciest IPhone (1)(抜粋)

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