中国の2015年GDP成長率、数ポイント水増しか-電力消費量を分析

  • ブルームバーグがエネルギー消費と生産を相互参照し算出
  • 人民元切り下げの15年、成長率は6.9%と前年比0.4ポイント低下

中国が発表した2015年の経済成長率は「数ポイント」水増しされている可能性が高いことが、ブルームバーグ・エコノミクスの新たなデータ分析で分かった。

  エネルギー消費と生産を相互参照し算出したところによれば、11年から15年にかけ1級行政区(省・直轄市・自治区)レベルでGDPは継続的に水増しされていたもよう。ただ財政収入を膨らます手法がなくなり、16年はそうした誇張が小さくなったようだ。

  ブルームバーグのエコノミスト、トム・オーリック氏らの調査によれば、15年については全国レベルのGDPも恐らく水増しされた公算が大きい。ここ1年間に遼寧省と内モンゴル自治区が統計の不正操作を認めた。

  中国は15年に事実上の人民元切り下げに踏み切り、金融市場の深刻な混乱を招いたが、同年のGDP成長率は6.9%と、前年と比べ0.4ポイントしか低下しなかった。電力使用量に基づき実際の経済成長率を推計すると、省レベルの11-15年GDP成長率は公式統計より「1.2-3.1ポイント」低かったようだ。

原題:China’s 2015 GDP Puffed Up by Fake Economic Data, Analysis Shows(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE