野村HD:南ア・シュタインホフ会計不祥事で評価損計上-関係者

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野村ホールディングスは会計不祥事で苦境にある南アフリカの小売り企業、シュタインホフ・インターナショナル・ホールディングス関連で、10ー12月(第3四半期)に損失を計上していたことが複数の関係者への取材で分かった。

  野村は1日、10ー12月期連結決算を発表、証券担保ローン案件で欧州とアジアで計140億円の評価損を計上したことを明らかにした。関係者によれば、これはシュタインホフ株を担保にしたマージンローン(証券担保融資)で、シュタインホフ株は昨年12月に会計問題が表面化して以降8割以上下落している。

  シュタインホフ株の証券担保ローンを巡っては、これまでに米国と欧州でシティグループゴールドマン・サックス、JPモルガンなど複数の銀行が損失を計上したことが分かっている。日本の証券会社で同様の損失が判明したのはこれが初めて。

  北村巧財務統括責任者(CFO)は同日のアナリスト向け電話会議で、証券担保ローン案件の損失に言及、「リスク管理を徹底しなければとの思いを強くしている」と語った。

  野村HDの第3四半期の連結純利益は前年同期比25%増の880億円と、2006年以来の水準となった。日本株の上昇でリテールビジネスや投資銀行業務が好調だったことが、欧州ホールセール部門での減収を補った。欧州拠点の税引き前損益は165億円の赤字。

(第4段落に野村CFOのコメントを追加しました.)
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