日本生命がニッセイアセットを完全子会社化、米パトナムから株取得

日本生命保険は1日、傘下の運用会社ニッセイアセットマネジメント(NAM)について、提携先の米パトナムインベストメンツ保有の株式10%を約150億円で取得し、完全子会社にすると発表した。

  完全子会社化により、NAMを通じた他の運用会社の合併・買収(M&A)など経営戦略の機動性を高めるほか、好調なNAMの配当を全額得るのが狙い。日生は超低金利が続く中、運用力の向上で収益拡大を加速させるため、資産運用業務の強化を進めている。昨年12月には米国債券運用を得意とするTCWグループの持ち分24.75%(550億円)取得を決めた。

  同時にパトナムも、日本生命が保有する米運用会社パナゴラアセットマネジメント株20%を約70億円で取得し完全子会社化する。

  日本生命グループは1997年にパトナムと外国証券分野で業務提携。98年に旧リーマン・ブラザーズと折半出資したパナゴラについて、パトナムがリーマン保有分を取得したのに続き、99年にはパトナムがNAMの株式を取得、商品を共同開発したり、人材交流を図ってきた。今回、資本提携は解消するが、米2社とNAMは業務提携により商品開発・供給を続ける。

  米国株・債券運用のパトナムの資産残高は2017年12月末で1715億ドル(約18兆8000億円)。グローバル株式のクオンツ運用が得意なパナゴラは同539億ドル(約5兆9000億円)。NAMは17年3月末時点で10兆7000億円、純利益は75億4300万円。

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