きょうの国内市況(2月1日):株式、債券、為替市場

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●日本株は急反発、米景況堅調と円高一服-決算評価の銀行上昇率トップ

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  東京株式相場は急反発。米国の良好な景況感を確認、為替の円高傾向も一服し、企業業績の堅調を見直す買いが入った。利益進捗(しんちょく)率の高さが評価された三井住友フィナンシャルグループなど銀行株が業種別上昇率1位。石油や医薬品、化学、輸送用機器など内外需セクターが幅広く高い。

  TOPIXの終値は前日比33.73ポイント(1.8%)高の1870.44と3日ぶり、日経平均株価は387円82銭(1.7%)高の2万3486円11銭と7日ぶりに上げた。両指数は大発会の1月4日以来の上昇率(TOPIX2.6%、日経平均3.3%)となった。

  富国生命保険の山田一郎株式部長は、「企業決算が総じて堅調で買い材料となっている中、日経平均は前日までの6日続落で1000円以上と下げがきつかった分、反動が出た」と指摘。ドル・円チャートを見ると、「1ドル=108円が過去1年間の節目。このラインを切ってくるとレンジが一段と下がり、企業収益の下方修正を懸念する水準となったが、109円台に戻ってきたことで安心感が出ている」と話した。

  東証1部33業種は銀行、石油・石炭製品、医薬品、鉱業、卸売、証券・商品先物取引、鉄鋼。サービス、その他金融、化学など32業種が上昇。海運1業種のみ下落。銀行は、1月31日に決算を発表した三井住友F、みずほフィナンシャルグループ、三井住友トラスト・ホールディングスの純利益の進捗(しんちょく)率が想定以上とゴールドマン・サックス証券が指摘した。

  売買代金上位では、米ゼロックスと富士ゼロックスの経営統合発表を受け、メリルリンチ日本証券がグローバルサービス網の獲得やコスト効率化、現金流出がない点を評価した富士フイルムホールディングスが大幅反発。みずほ証券がプライベートブランド「ZOZO」の販売開始を評価したスタートトゥデイ、四半期決算が好調のKDDIや営業利益計画を上方修正した日立製作所も高い。半面、四半期決算がアナリスト予想を下回った富士通やセイコーエプソンは急落。みずほ証券が投資判断を弱気に下げたLINEも安い。

  東証1部の売買高は18億1656万株、売買代金は3兆5134億円。値上がり銘柄数は1789、値下がりは238だった。

●債券下落、株高・円安や米金利先高警戒感で-長期金利0.095%に上昇

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  債券相場は下落。この日の東京市場で株高・円安の展開となったことに加えて、米国の金利先高警戒感が根強いことから売り優勢の展開となった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比2銭安の150円30銭で取引を開始。この日実施された10年利付国債入札の結果は無難だったものの、買い安心感にはつながらず、午後には一時12銭安の150円20銭まで下げ幅を拡大。結局は150円20銭と、この日の安値で引けた。

  しんきん証券営業企画部の高井行夫副部長は、「10年債入札を順調にこなしたものの、株高・円安が気になって安心して買うという感じではない」と指摘。「米国で物価上昇の機運が高まりつつある中で、米連邦準備制度理事会(FRB)がやや物価見通しを前進させたこともあり、海外金利の上昇を警戒して買いづらい面もある」という。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.085%で寄り付き、午後には0.095%まで売られた。

  財務省がこの日に実施した10年利付国債入札の結果は、最低落札価格が100円09銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値と一致した。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.58倍と、前回の3.74倍を上回り、昨年7月以来の水準に上昇。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は2銭と、前回の1銭をわずかに上回った。

●ドル・円は続伸、FOMC声明や株反発が支え-109円台半ば

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台半ばへ続伸。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明がタカ派的なトーンとなったことや日本株の上昇を手掛かりに、ドル買い・円売りが優勢となった。

  午後3時55分現在のドル・円相場は前日比0.3%高の109円53銭。朝方付けた109円10銭を下値に109円41銭まで上昇した後、もみ合いとなったが、午後に入り一時109円54銭と4営業日ぶり高値を付けた。

  みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、この2、3週間かなり一方的なドル売りが続いてきたが、トランプ大統領の一般教書演説やFOMCといったイベントでドル安が加速しなかったことで、2日の雇用統計を待たずに多少ドル売りポジションを圧縮するような動きが出てきていると説明。ドルの下向きトレンドが転換したとはまだ言えないが、「金利が上昇しても、経済指標が良くてもドル安という雰囲気は一巡してきた感も出てきた」と話した。

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