高めの利回りで外国人呼び込む中国本土債-欧州や中東でも関心高まる

  • 今年は確実に本土債への割り当て増やす-アリアンツ・グローバル
  • 中国3年国債利回り3.63%程度-米国2.31%、独はマイナス0.30%

中国の本土債券市場を開放する取り組みが実を結びつつある。人民元の相場安定に伴い相対的に高めの利回りに魅せられた外国人投資家を呼び込んでいる。

  中国人民銀行(中央銀行)のデータによれば、2017年には海外資金3460億元(約6兆円)相当が本土債に投じられた。昨年7月には本土と香港の債券市場をつなぐ「ボンドコネクト」(債券接続)が始まった。

  アリアンツ・グローバル・インベスターズ・シンガポールのアジア太平洋債券担当最高投資責任者(CIO)を務めるデービッド・タン氏は「今年は確実に中国本土債への割り当てを増やす。魅力的な好機となっているのが中国だ」と述べる。

  リスク抑制を図る中国当局によるレバレッジ解消の取り組みで利回りが改善され、「もはや誰も人民元の値下がりを話題にしていない」と言う。

Small But Growing

People's Bank of China, U.S. Treasury

  中国の3年国債利回りは3.63%程度。米国債は2.31%、ドイツの場合はマイナス0.30%だ。インベスコ香港のアジア太平洋債券担当CIO、胡嘉林氏は「欧州と東南アジア、中東、それにアフリカでさえも中国本土債への関心が高まっている。人民元が貿易や中国の対外投資を通じて本土外に向かう流れも強まっており、人々は元建てで投資できる場所を探している」と話している。

  ただブルームバーグの集計データによれば、外国人の本土債持ち分比率は2%にも届かない。

原題:China’s $11 Trillion Bond Market Is Winning Foreign Investors(抜粋)

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