Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

フィンテック予備校にバンカー殺到、東京でも可-元HSBC行員設立

  • 9週間で約87万円の短期集中コースで学ぶバンカーがますます増加
  • 東京やロンドン、ベルリン、バリ島含む27都市で展開、さらに拡大も

英銀HSBCホールディングスの元トレーダーで、コンピューターコードを学ぶために退職したボリス・パイヤール氏は、自分と同じ道を歩むよう元同僚らに働き掛けている。

  HSBCのパリ・オフィスで株式および金利モデルの開発に携わっていたパイヤール氏は、退職後に「ル・バゴン」という会社を共同で設立。9週間で8000ドル(約87万円)の同社のブートキャンプ(短期集中コース)に参加し、コンピューターコードを学ぶバンカーやコンサルタント、マーケティング担当者がますます増えている。

ボリス・パイヤール氏(中央)と共同創業者ら

Photographer: Marlene Awaad/Bloomberg

  パイヤール氏によれば、ル・バゴンの学生は、経営大学院や工科大学院の卒業生、起業家だけではない。金融やコーポレートのバックグランドを持つ人々が全体の約3分の1を占める。

  同氏は「業務の自動化に役立つ技術的なハードスキル(実践的能力)に対するニーズが大手企業に存在する」と指摘。幹部社員が身に付けなければならない職能リストにコンピューターコードを加えたいとさまざまな企業が望むようになっており、ロンドンではフィンテック業界への進出手段として、コンピューターコードを学びたいと考える金融専門家が増えていると語った。

  フランスの国立高等教育機関グランドゼコールの一つであるエコール・サントラルでエンジニアリングと応用数学を学んだパイヤール氏(32)は、兄弟で法律専門家のロマン・パイヤール氏と共に4年前にル・バゴンをパリで創業した。同社は現在、東京やロンドン、ベルリン、インドネシアのバリ島を含む27都市で教育プラットフォームを展開しているが、さらにグローバルに事業を拡大する計画だ。

パリのル・バゴンの短期集中コースで学ぶ学生たち

Photographer: Marlene Awaad/Bloomberg

原題:Ex-HSBC Trader Scouts Financiers to Become Born-Again Coders(抜粋)

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