賢いアプリで悪い生活習慣と決別-甘い物の誘惑に電気ショック

エリン・ヒスコックさんは母親と兄弟がいずれも病的な肥満で亡くなったことから、自分の体重の問題と戦うことを決意した。「体重が一番重いときは310ポンド(約140キログラム)で、深刻な砂糖中毒だった」と振り返るヒスコックさん。「普通の食事の代わりに、私は栄養無視で炭水化物や糖分ばかり摂取していた」という。

パブロク

Source: Pavlok

  米バージニア州で保険外交員を務めるヒスコックさん(35)はしかし、ダイエット本や体重管理サービスの「ウェイト・ウォッチャーズ」には目を向けず、催眠療法にも頼らなかった。その代わりに彼女が買ったのはパブロクだ。活動量計「フィットビット」に似たパブロクは、リストバンドのボタンやスマートフォンのアプリのボタンを押すと、害のない急激な衝撃をユーザーに与える。「チョコレートなど甘いものを食べた時はいつも、自分に電気ショックを与える」とヒスコックさんは話す。

  購入から1年半で、ヒスコックさんはパブロクの痛烈なショックに見守られながら、体重をほぼ半分に減らした。

  パブロクの信奉者になったヒスコックさんは今、同時に3つの機器を1日24時間着用。食事モニター以外でもパブロクを頼りにしているという。「睡眠パターンが非常に悪く、車の運転中に眠りに落ちたこともある」と話す彼女は、「普通の目覚まし時計は毎朝、起きる手助けにならず、私は寝過ごしていた。でもパブロクは私を時間通りに出勤させ、日中眠らないように助けてくれる」と語る。

  パブロクはシンプルな機器だ。シリコーン製リストバンドで、典型的なウエアラブル端末と同様、スマートフォンアプリとブルートゥースで同期し、USBケーブルで充電できる。価格は179ドル(約2万円)。この製品の生みの親はカリフォルニア州の起業家マネーシュ・セッシ氏。集中することに長年苦労していた同氏は、パソコンの画面を仕事に関係のないウェブサイトに切り替えるたびにひっぱたいてくれる人を雇ったところ、生産性は98%改善したという。それがこの機器の投入につながったようだ。

原題:These Clever Apps Will Help You Break Many of Your Worst Habits (抜粋)

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