米国債市場の眠れる巨人、FOMC後ついに動く-利回り曲線平たん化

  • インデックス・ファンドや年金基金が長期債需要のけん引役か
  • 5年債と30年債の利回り曲線、07年8月以降で最も平たんに

1月31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定の後、債券市場の巨人たちの食指がようやく動いた。だが、彼らの購入意欲はFOMCとはほとんど関係なかった。

  FOMC声明の発表後1時間で米30年債利回りは急低下し、5年債と30年債のイールドカーブ(利回り曲線)は2007年8月以来最もフラットになった。トレーダーやストラテジストらは、インデックス・ファンドや年金基金といった投資家からの月末の買い注文が相次いだことが債券価格上昇の原動力だと分析する。同じ時間帯にS&P500種株価指数はこの日の安値に下落した。

  米国株が1月にかなり上昇した一方で、米国債が売り込まれていただけに、債券トレーダーらはこうした買い手の登場を待ちわびていた。年金基金などの長期投資家は、米国株と米国債の動きがかい離するとポートフォリオの配分を見直す必要性が高まるが、今週の大部分はそうした債券購入が見当たらず、イールドカーブは前2営業日でスティープ化していた。

  ナットウェスト・マーケッツの米州戦略責任者、ジョン・ブリッグス氏は長期債相場の上昇に関して、「FOMCが関係しているとは思わない。月末の強力な資金フローが理由と考えられる」と述べ、デュレーションを長期化する必要のあるインデックスファンドや、資産配分比率を一定にするため株式から資金を引き揚げて債券に移す年金基金などが買い手である可能性が高いと指摘した。

原題:Bond Market’s Sleeping Giants Wake Up Post-Fed to Flatten Curve(抜粋)

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