創業3カ月の英社、有力米銀抑える-ブラックストーン案件の助言業務

  • トムソン・ロイター部門買収の助言で英キャンソンが主要な役割獲得
  • HSBC出身者設立のブティックファームがシティなど米大手抑える
Pedestrians are reflected on glass in front of Blackstone Group LP headquarters in New York, U.S., on Friday, April 14, 2017. Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

ブラックストーン・グループ率いる投資家グループによるトムソン・ロイター傘下部門の買収は、その案件自体以外の点でもウォール街を驚かせた。創業3カ月に満たないロンドンのブティックファームが同案件の助言業務でトップの座を占めたからだ。

  170億ドル(約1兆8600億円)規模と、ブラックストーンにとって世界的金融危機後で最大となるこの買収で、英キャンソン・キャピタル・パートナーズが米銀大手のバンク・オブ・アメリカ(BofA)とシティグループ、JPモルガン・チェースを抑えて助言業務の主要な役割を勝ち取ったことが、1月30日の遅い時間の発表資料で明らかになった。

  キャンソンはHSBCホールディングス出身バンカー、マッテオ・カノナコ、ジェームズ・シンプソン両氏がロンドンの高級住宅街メイフェアに設立したブティックファーム。今回の契約額は現時点で開示されていない。

  カノナコ氏はブラックストーンの複数の上級幹部とつながりがあり、それが今回の案件獲得を後押しした可能性がある。同氏は31日のインタビューで、「この業界では結局のところ関係性が最も重要だ」と話した。同氏はHSBCに11年間在籍し、プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社やレバレッジドバイアウト会社などファイナンシャルスポンサーと呼ばれる領域のグローバル責任者などを経て2015年6月に退社した。

  ブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーは、ニュースおよび金融情報などの提供でトムソン・ロイターと競合関係にある。ブルームバーグ・エル・ピーのピーター・グラウアー会長はブラックストーンの非業務執行取締役。

ブラックストーンのトムソン・ロイター部門買収についてブルームバーグのジェーソン・ケリー記者が解説

(出所:Bloomberg)

原題:Blackstone’s Biggest Deal in Decade Led by 3-Month-Old Firm (2)(抜粋)

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