あなたのワインの注文の仕方は間違い-NYの名ソムリエが指南

レストランで客が尻込みする可能性が最も高いスタッフを1人選ぶとしたら、それはソムリエだ。ワインリストは食事客を混乱させるだけではなく、圧倒することさえある。その上、アルコールは常にレストランの代金で大きな割合を占める。

ソムリエのロバート・ボーア氏が相談に乗ります

写真家:Noah Fecks / Noah Fecks

  そこに救いの手を差し伸べているのが、ロバート・ボーア氏だ。ニューヨークのレストラン「チャーリー・バード」と「パスカル・ジョーンズ」のパートナーとソムリエである同氏は、2月前半にマンハッタンで待望のレストラン「レガシー・レコード」をオープンする。

  ボーア氏は、自身の会社を通じてウォール街や音楽業界の大物のワインコレクションについて相談に乗ってきた。以下のことをしていたら、あなたのワインの注文の仕方は間違っているかもしれない。

1.自分で決めない

  「お薦めは何ですか」という質問は禁句だ。ワインリストが私のお薦めだからだ。しかし、本当にお薦めを聞きたいのなら、それに応えるのが私の仕事だ。ただ、もし私が「白ワインで始めるのはいかがでしょうか」と言ったら、それはお薦めを強くほのめかしていることになる。

2.お金を使い過ぎる

高価なワインを注文する必要はない

写真家:Caspar Benson /ゲッティイメージズ

  予算を設定することは全く間違いではない。お得なワインを注文する最も効果的な方法は、私に挑戦することだ。「予算100ドルで、私とガールフレンドが今夜飲める最高のワインは何ですか」と言ってみよう。そうしたら私は自分の実力を見せつけたいと考え、その価格で飲める人生最高のワインを貯蔵庫から探し出してくるだろう。

3.重要な情報を伝えない

  ワインは状況によって使い分けることが必要だ。ソムリエに何を求めているか最初にはっきり言おう。あなたが商談の成立を祝うつもりなら、私にも知らせてほしい。例えば「われわれは赤ワインしか飲まず、4つのコース料理を注文しており、予算に糸目をつけない」と言えば、私に多くの情報を提供してくれたことになる。

4.グラスが空にならないうちにお代わりを注いでもらう

まだお代わりの準備はできていない

写真家:Noah Fecks

  私はグラスを空にしてからお代わりを注いでもらうのが好きだ。これについては私をお手本にする方がいい。そうしないと、積極的過ぎる給仕係が、グラスに注がれてから時間がたったワインに、ボトルに入っていた恐らく冷えたワインを混ぜる羽目になる。

5.自慢する

  あなたが過去半年に飲んだ絶品ワインについて事細やかに話すのはやめよう。どんな自慢も鼻につくものだが、ワインについてはことさら鼻につく。

6.まだフルート型グラスでシャンパンを飲んでいる

シャンパン飲むならそれなりのグラスで

写真家:Tom Kelleyアーカイブ/ Retrofile RF

  廃止した方がいいワインの約束事の一つは、シャンパンを細長い形状のフルート型グラスで飲むことだ。スパークリングワイン、特に良いシャンパンは白用のワイングラスで飲む方が、細かい泡を際立たせるために使われる口幅が狭いフルート型で飲むよりも、ずっと豪勢だ。私はずっと前からシャンパンをフルート型グラスで出していない。シャンパンを赤ワイン用グラスで飲む最近のトレンドは愚かである。

7.ソムリエに客を無視して行動するのを許す

  客の質問に対して専門用語ばかり使って話すソムリエには、アウトを宣告すべきだ。ただ「あなたの話は全く分かりません」と言えばいい。

8.酒類持ち込みのエチケットに従わない

  酒類持ち込みは客に特別に許される特典であり、権利ではない。持ち込み方針について事前に調べるのが正しい手順だ。さらにお薦めなのは、ベストな方法で出してもらうためにソムリエに連絡することだ。例えば、「私は妻の誕生日のためにお気に入りのワインを用意したのですが、プライム・リブと一緒に出してもらえないでしょうか」と言うといいかもしれない。

原題:You’re Ordering Wine Wrong, Says Top NYC Sommelier Robert Bohr(抜粋)

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