グリーンスパン氏:株式と債券の「2つのバブルが存在」と指摘

  • 金利は先行き上昇、債券バブルは最終的に重大な問題になろう
  • 「根拠なき熱狂」というフレーズ残した元FRB議長が警告

「根拠なき熱狂」という有名なフレーズを残した人物が、投資家に再びそうした警告を発した。

  グリーンスパン元米連邦準備制度理事会(FRB)議長は1月31日、ブルームバーグテレビジョンのトム・キーン、スカーレット・フー両司会者とのインタビューで、「現在2つのバブルがある。株式市場のバブルと債券市場のバブルだ」と語った。1987-2006年にFRB議長を務めたグリーンスパン氏(91)は、1990年代のドット・コム・バブルの際、資産価値を表現するのにこのフレーズを印象的に用いた。

グリーンスパン元FRB議長は「債券市場のバブルは最終的に重大な問題になるだろう」と発言

(出所:Bloomberg)

  米株式指数が最近の下落にもかかわらず依然として過去最高値近くにあり、米国債利回りも歴史的な低水準からそれほど遠くないレベルで推移する中で、グリーンスパン氏は発言した。米金融当局が金融政策の緩やかな引き締めを続けると見込まれ、金利は今後上昇が予想される。

  「最終的には、債券市場のバブルは重大な問題になるだろう。しかし、短期的にはそれほど悪くはない」とグリーンスパン氏は語った上で、「それでもわれわれが長期金利の大幅な上昇という状況に向かっているのは明らかで、それは経済の全ての構造に非常に重要な影響を持つのはご存じの通りだ」と話した。

  米財政赤字が国内総生産(GDP)比で拡大し続けるとの予測にグリーンスパン氏は警告を発し、トランプ大統領が30日の一般教書演説で政府の新たな施策の資金をどのように手当てするか詳細を示さなかったのには「驚いた」とコメントした。

  グリーンスパン氏は「バブルの背景にあるのは何か。事実は基本的に、われわれがかつてない規模の財政赤字を計上し始めるということだ」とし、GDP比で見て「債務残高は極めて大幅に増えており、われわれはそれに十分な注意を払っていないだけだ」と述べた。

原題:Former Fed Chair Alan Greenspan Sees Bubbles in Stocks and Bonds(抜粋)

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