駐韓米大使候補に検討されたチャー氏、北朝鮮への限定攻撃案をけん制

  • ビクター・チャー氏、駐韓大使への指名はもはや予想されず-WP紙
  • 解決策は予防的軍事攻撃ではない-WP紙に寄稿

ビクター・チャー氏

Photographer: Yonhap/EPA

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元ホワイトハウス当局者で次期駐韓大使の候補に検討されていたビクター・チャー氏は31日、米紙ワシントン・ポストに寄稿し、北朝鮮への標的を定めた軍事攻撃を行って同国の面目をつぶさないよう警告した。

  チャー氏は寄稿文の中で「北朝鮮は止めなければ米国本土を脅かすことを狙った複数の核ミサイルで軍備を増強し、アジアにおけるわれわれの同盟国を見捨てるよう脅迫するだろう」と指摘。「だがその解決策は、一部のトランプ政権当局者が提案しているような予防的軍事攻撃ではない」と述べた。

  ワシントン・ポスト紙が先に報じたところによると、チャー氏はトランプ大統領から当初、駐韓大使の候補に選ばれていたが、昨年12月にトランプ政権の北朝鮮政策に異論を非公式に唱えたことから、もはや指名されない見通し。チャー氏は同紙に対し、この件についてコメントを控えた。30日夜に電話などで取材を試みたが返答はない。

  チャー氏は戦略国際問題研究所(CSIS)の韓国部長で、2004年から07年は国家安全保障会議(NSC)のアジア問題ディレクターだった。北朝鮮の核兵器開発を阻止するための6カ国協議で米国の次席代表を務めた経歴を持つ。

原題:Candidate for U.S. Envoy to Seoul Warned Against Targeted Strike(抜粋)

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