米フィリップ・モリス:日本でのアイコス供給不足は今年中にも解消

  • 17年の機器供給量は前年比3倍、「製造に多くを投資している」
  • 加熱用ホルダーの別売りを来月にも開始-供給不足に対応

1日付でフィリップ・モリス・ジャパンの社長に就任したシェリー・ゴー氏(47)は31日、同社の加熱式たばこ機器「IQOS(アイコス)」の供給不足が今年中にも解消するとの見方を示した。

  ゴー氏は同日のインタビューで、マレーシアの組立工場に続き、第2工場を昨年設置したことを明らかにした。「世界的に供給不足がわれわれの課題だった。製造に多くの投資をし、需要に対応しようとしている」と述べ、2017年は前年比で機器の供給量を約3倍に増やしたと説明した。

シェリー・ゴー氏

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  従来はアイコスの加熱用ホルダーとチャージャーのセット販売が基本だったが、同社は2月中にも別々の販売を開始する予定。ホルダーにセットする専用たばこ「ヒートスティック」を1本吸うごとに充電が必要であるため二つ目のセットを購入する人もおり、ホルダーを別売りすることでセット販売している機器の供給不足も緩和できるとみている。

  「より多くの喫煙者に、少しでも早く、加熱式たばこを使ってもらうようにすることがわれわれの目標だ」と話すゴー氏。20年にはたばこ市場の半分を加熱式たばこが占めるようにしたいと語った。そのときにはフィリップ・モリスが「市場のリーダーになりたい」との意向を示した。

  ゴー氏は1993年、フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)の子会社ゴッドフレイ・フィリップスに入社。アジア各国のフィリップ・モリス関連会社でセールスやマネジメントの要職を歴任し、2016年にフィリップ・モリス・アジア・リミテッドでリデュースド・リスク・プロダクツ担当部門のバイスプレジデントに就任。現職では初の女性となる。

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