アリババよりテンセントを選好する動き強まる-PERに大きな開き

  • アリババの10-12月増収率は6四半期ぶり低水準とアナリスト予想
  • アリババのPER、テンセントを3割近く下回る水準

株式市場で中国の2大インターネット企業であるアリババ・グループ・ホールディングとテンセント・ホールディングス(騰訊)のどちらかを選ぶ際、アリババに背を向ける投資家が出始めている。

  中国の消費者向けネット市場で大きな存在感を示す両社は、2017年の大半の期間において時価総額で互角だった。ところが12月前になってテンセント株は人気ゲームの事業拡大を追い風に急伸。同じ時期、急成長を維持するアリババの能力に対し慎重な見方が投資家の間で広がった。
  

  1月29日時点でアリババの平均利益予想に基づく株価収益率(PER)は30倍前後と、業界の平均水準で推移しているものの、テンセントの41倍を3割近く下回る。アリババが2月1日に発表する17年10-12月(第3四半期)決算で、売上高が6四半期ぶりの低い伸びにとどまるとの市場予想も一因だ。

  VCブローカレッジのマネジングディレクター、ルイス・ツェ氏は「事業を多様化し、新たなセクターに進出しているテンセントのビジネスモデルが現時点で選好されている」と分析。一方、アリババについては「望むような動きは見られていない」と指摘した。香港に本社を置くVCは顧客の求め応じテンセントに投資している。

原題:Alibaba’s A Lot Cheaper Than Tencent And May Get Cheaper Still(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE