任天堂:今期営業益予想1600億円に上方修正-スイッチの好調続く

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  • 通期売上7年ぶり水準の1兆200億円に、販売予想1500万台に上方修正
  • 子どもと親が遊べるソフトなど充実、来期2000万台超期待-君島社長

An attendee plays on a Nintendo Co. Switch video game console during the E3 Electronic Entertainment Expo in Los Angeles, California, U.S.

Photographer: Troy Harvey/Bloomberg
Photographer: Troy Harvey/Bloomberg

任天堂は今期(2018年3月期)の営業利益予想を1600億円に上方修正した。従来予想は1200億円だった。昨年春に販売を始めた家庭用ゲーム機「スイッチ」の販売好調が寄与した。営業利益が予想を達成すれば、前期実績の5.4倍となり7年ぶりの水準に拡大する。同社が31日に開示した。

  任天堂の営業益予想はブルームバーグが集計したアナリスト21人の予想平均1463億円を上回る。同時に今期の売上高予想を1兆200億円(従来予想は9600億円)に、経常利益を1750億円(同1250億円)に、純利益を1200億円(同850億円)にそれぞれ増額修正した。通期売上高も11年3月期以来の水準となる。

  スイッチの今期販売台数見込みは1500万台(同1400万台)に上方修正した。4-12月期の販売台数は1213万台だった。任天堂では06年に発売した「Wii」が累計販売台数1億台超を達成しているが、スイッチの現時点での販売ペースはWiiを上回っている。

  任天堂の君島達己社長は大阪で行った決算会見でスイッチについて、1年目は好調な滑り出しとの認識を示した上で、この勢いが続けばWiiを超える可能性もあり、その意味で「2年目はとても大事だ」と述べた。

  来期の販売台数については、「2000万台を超えていければ非常にいい。チャレンジし甲斐のある数字だ」と指摘。「子どもと親御さんが一緒に遊べるようなゲームも出していきたい」と顧客層の拡大に意欲を示した。4月にはスイッチで遊べる工作キット「ニンテンドーラボ」を発売する予定だ。

  任天堂が発表した4-12月期の数値から、ブルームバーグが前半6カ月分を差し引いて計算した10-12月の営業利益は、前年同期(323億円)比で約3.6倍の1165億円で、10年10-12月期(1923億円)以来の額となった。スイッチの好調に伴いゲームソフトの収益も寄与した。

(決算会見のもようを追加しました.)
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