ヘッジファンドのルネッサンス:資産価格に調整の「顕著」なリスク

世界で最も利益を上げているヘッジファンドのルネッサンス・テクノロジーズは、資産価格に調整が起きる「顕著」なリスクがあり、市場が混乱する可能性に備えていると明らかにした。

  ルネッサンスのリスク管理責任者エド・ハブナー氏は顧客宛て書簡の12月号で、世界的な成長加速のほか、米国における法人税改革や企業寄りの政策を進める政権が相場の押し上げに寄与しているものの、特に政府債務の水準を考えると、そうした要素が現在のバリュエーションを正当化するかは明確でないと指摘した。書簡は1月に顧客に送付された。

  S&P500種株価指数の現在の株価収益率(PER)は、2011年には約11倍だったが、現在は約18.6倍。ハブナー氏はこのPERについて、ボラティリティーの低い状態が維持され、30年債利回りが3%未満の水準にとどまれば、正当化されるかもしれないと指摘した。書簡の内容はブルームバーグが確認した。

  その上で同氏は、「ただ、利回りとボラティリティーが上昇する可能性は高く、資産価格に調整が起きる顕著なリスクがある」と記した。

原題:Renaissance Hedge Fund Sees ‘Significant’ Risk of Correction(抜粋)

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