【市場の視点】トランプ大統領の一般教書、貿易やドルへの言及に注目

トランプ大統領

Photographer: Win McNamee/Getty Images North America

世界の金融市場では、トランプ大統領の一般教書演説にトレーダーの強い関心が集まっている。先週は米政権閣僚の発言が響いてドル、債券、株式が乱高下したことから、為替トレーダーは大統領がドルあるいは貿易政策へ言及するかどうかに注目している。

  • TD証券(ネッド・ランペルティン氏、リポートで)
    • 「就任後の1年間のさまざまな『成果』を称賛し、移民法改革や『より公平な』貿易協定、場合によってはインフラ投資について、比較的限られた提案を推し進める見通しだ;このうち市場に歓迎されるのはインフラ投資だけになりそうだ」
    • NAFTAについて何らかの行動が示されることはないだろうが、より保護主義色の強いレトリックが使われる可能性はある
  • RBC(スー・トリン氏、リポートで)
    • 市場はトランプ氏のインフラ計画に関する詳細を求めている
    • 計画そのもの、その時期や予算配分に関する詳細な説明が少ない場合、ドル強気派の失望を招く可能性がある
  • ジェフリーズ(ブラッド・ベクテル氏、29日付リポートで)
    • 為替市場の不均衡拡大が続き、多くの通貨ペアが極端な状況下にあることから、一般教書演説では貿易が最重要課題となろう
    • ドルは「かなり売られ過ぎ」で、「センチメントはこれまでにないほど弱気」だが、最近の相場急落を踏まえると「逆方向の調整が入る前にあと、どの程度の下げ余地があるのかはっきりしない」
  • ドイツ銀行(アラン・ラスキン氏、26日付リポートで)
    • 「一般教書演説は通常、為替市場で材料視されないが、市場にとって敏感なトピックがあるとすれば、それは米中貿易関係だ」

原題:FX Traders Focus on Trump Speech for Jawboning on Trade, Dollar(抜粋)

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