トムソン・ロイター、ブラックストーンと交渉-F&Rへの出資で

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  • F&R部門は金融市場のプロ向けにさまざまなサービスを提供
  • トムソン・ロイターの2016年の年間売上高の半分以上を占める

Commuters walk past the JP Morgan, left, and Thomson Reuters Corp., right.

Photographer: Simon Dawson

金融情報サービス会社トムソン・ロイターは30日、米プライベートエクイティー(PE、 未公開株)投資会社ブラックストーン・グループとの間で、ファイナンシャル&リスク(F&R)部門の「潜在的なパートナーシップ」を巡る交渉が進展していることを明らかにした。同部門はトムソン・ロイターの2016年の年間売上高の半分以上を占める。

  トムソン・ロイターの発表資料によれば、F&R部門は金融市場のプロ向けにさまざまなサービスを提供し、年間売上高は61億ドル(約6637億円)。ロイター通信は、ブラックストーンが同部門の約55%を170億ドル余りで取得するための交渉を行っていると30日先に伝えていた。アジア在勤のブラックストーンの広報担当者は、コメントを控えている。

  トムソン・ロイターは発表資料で、「提携に関するいかなる提案の下でも、トムソン・ロイターはF&R部門のかなりの権益と、リーガル・タックス&アカウンティングおよびロイター・ニュース部門の完全な所有権を維持する」と説明した。

  ロイター通信が先に伝えたところでは、トムソン・ロイターは30日に取締役会を開き、全世界の銀行や投資会社にニュースやデータ、分析を提供するF&R部門について、ブラックストーンが提示した全額現金での買収案を検討する見通し。

  F&R部門はトムソン・ロイター全体の利益の約半分を生み出しており、170億ドルという数字は、同社の時価総額(308億ドル)の半分以上に相当する。ブルームバーグが集計したデータによれば、メディア・テクノロジー業界を標的とするPE関連の取引は過去1年で1050億ドルに達し、今回の交渉で合意が成立すれば、額はさらに膨らむ。

  ブルームバーグ・ニュースの親会社であるブルームバーグ・エル・ピーは、ニュースおよび金融情報などの提供でトムソン・ロイターと競合関係にある。

原題:Thomson Reuters in Talks With Blackstone to Sell Unit Stake (1)(抜粋)

(トムソン・ロイターの時価総額などの情報を追加して更新します.)
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