原油、70ドル上回り続けることできるか-伊ENIのCEOは懐疑的

  • 70ドル以上の原油価格が続くのは今後「2、3カ月」だけ
  • 今年の平均価格は60-65ドルに落ち着く-デスカルツィCEO

原油価格が1バレル=70ドルを上回る水準にとどまり続けることができるだろうか。イタリアのエネルギー会社ENIのクラウディオ・デスカルツィ最高経営責任者(CEO)はそれはないと考えている。

  同CEOはロンドンでのインタビューで、在庫が一段と圧縮され、需要が堅調に推移する一方で、70ドル以上の原油価格が続くのは今後「2、3カ月」だけで、今年の平均価格は60-65ドルに落ち着くと予測している。

ENIのデスカルツィCEO、原油市場の価格と生産について語る

Source: Bloomberg

  同CEOは、こうした見方から大きく外れる要因があるとすれば恐らく地政学的リスクだとし、ナイジェリアとリビア、ベネズエラを現在懸念される地域として挙げ、原油在庫が減れば「大きな地政学的問題の影響を和らげにくくなる」と語った。

  石油輸出国機構(OPEC)加盟国などによる減産で、原油価格は3年ぶりの高値付近で推移。ただこの値上がりを受け、米国での原油生産の収益性が高まりつつあることから、シェール事業者が供給を増やす可能性がある。デスカルツィCEOは、OPECなどの減産が米シェールの伸びを今年「相殺」するとの見方も示した。

原題:Can Oil Stay Above $70? Eni’s Chief Doesn’t Think So(抜粋)

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