中国4大銀のPBR急上昇、当局のリスク抑制が寄与-香港株式市場

  • 建設銀と工商銀は純資産価値を上回る株価水準を回復
  • 与信リスク低下と金利上昇が銀行セクターを押し上げ

中国4大国有銀行の香港上場株は不良債権増加や収益性低下を巡る懸念を背景に資産価値を下回る水準で取引されていたが、そうした状況が変わり始めている。それも急速にだ。

  香港市場での最近の株価急伸で、4大銀の平均株価純資産倍率(PBR)は1倍近くと、2015年に終わった株式ブーム以来の高水準となった。中国建設銀行と中国工商銀行は現在、純資産価値を上回る株価水準を取り戻している。

  こうした状況は、金利上昇で利益が拡大しつつある時期に、中国の習近平国家主席が進めるレバレッジ解消の取り組みが金融リスクを押し下げるとの楽観的観測を反映している。
  
  CIMBセキュリティーズのアナリスト、マイケル・チャン氏(香港在勤)は「中国当局がデレバレッジについてさらに自信を深め、これを推し進めているようだという事実がこのセクターの投資妙味を再び高めている」と指摘。その上で、投資家は銀行セクターが「長期的に持続可能な軌道にあることを確信したいと考えている」と述べた。

原題:China’s Risk Crackdown Is Giving Giant Bank Stocks Big Boost (1)(抜粋)

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