サウジ投資はリスクはらむ、腐敗撲滅で次の展開を警戒-MUFG

  • 短期的に不確実性を高め、企業の投資判断を遅らせる-コーマン氏
  • サウジCDSは再び上昇する可能性も-コーマン氏

サウジアラビアの腐敗撲滅運動を巡って次に何が起こるのかを誰もが警戒しており、サウジへの投資を危険にさらしている。三菱UFJフィナンシャル・グループで中東・北アフリカ地域リサーチ責任者を務めるイーサン・コーマン氏が指摘した。

  コーマン氏はドバイでのインタビューで、「腐敗取り締まりのスピードと程度が一部の企業にとって短期的に不確実性を高め、投資判断を遅らせる可能性がある」と指摘。「当局がどこまで反腐敗運動に踏み込むつもりなのか」に関して、当局が一段の明確さと指針を示せば「投資家から歓迎されるだろう」と述べた。 

  サウジ当局は先週末、汚職取り締まりの一環としてリヤドのリッツカールトンホテルで拘束していたアルワリード王子と同国の有力実業家数人を解放した。
          
            

ブルームバーグのアンカー、ガマルエルディン氏がサウジの動向を報告

(出所:Bloomberg)

 
  クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場でサウジのドル建て債保証コストは、少なくとも同国初のドル建て債が発行された2016年以来の水準に低下している。腐敗撲滅運動が始まった後の1週間では20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り上昇していた。コーマン氏は「反腐敗運動で次にどのような措置を取るのかを理解」するのに、企業や投資家があまりにも長時間待たされるようなら、サウジのCDSは再び上昇する可能性があると述べた。         
         

原題:Saudi Crackdown Puts Investments at Risk, MUFG’s Khoman Says (1)(抜粋)

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