物言う株主アックマン氏のヘッジファンド資産、昨年20%減少

  • 2017年の運用実績は4%のマイナスと、好調な業界を下回った
  • ナイキに新規投資、S&Pグローバルに投資後に売却

ビル・アックマン氏

Photographer: Andrew Harrer

アクティビスト(物言う株主)としても著名なビル・アックマン氏が率いるヘッジファンド、パーシング・スクウェア・キャピタル・マネジメントの2017年の投資リターンは4%のマイナスだった。運用資産は過去2年間で約100億ドル(現在の為替レートで約1兆900億円)縮小した。

  パーシング・スクウェアが29日に行ったプレゼンテーションの資料によると、15年には183億ドルに上っていた運用資産総額は、17年末時点で87億7000万ドルまで減少した。16年末(約110億ドル)比では約20%落ち込んだ。ヘッジファンド・リサーチの今月のリポートによると、昨年のヘッジファンド業界全般の年間リターンは資産加重平均ベースで6.5%と、13年以来で最も高い。投資家はよりコストの低いパッシブ運用の投資商品に資金を移しており、同ファンドは、特にパフォーマンスの悪いファンドからの資金流出にあえいでいる。

  パーシングは、米ナイキに新たに投資したことを認めた。同株価は平均購入価格から29%値上がりしたという。また、格付け・財務データサービス会社のS&Pグローバル株式を購入、魅力的な価格で十分な規模のポジションを構築できなかったことから、その後売却したことも明らかにした。

  さらに、アックマン氏が資金運用に完全に注力できるよう、同ファンドのパートナー、ベン・ハキム氏が投資家との窓口になるとする一連の組織変更を発表、ニック・ボッタ社長の非投資チームに関する運営上の責任も増やした。
原題:Ackman’s Pershing Square’s Assets Fell 20 Percent in 2017 (1)(抜粋)

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