英EU離脱相:離脱協定合意「年末」の可能性示唆、バルニエ氏に反発

  • バルニエ氏は10月までの合意必要と主張、交渉にまた暗雲
  • デービス氏は離脱協定と通商関係の同時進行を求む

英国の欧州連合(EU)離脱でEU側の首席交渉官を務めるミシェル・バルニエ氏は29日、離脱協定を10月末までにまとめるという目標をあらためて示した。これに対し英国のデ-ビスEU離脱担当相は、将来の通商関係についてEU側の提案が明らかになるまで、英国は一切合意しないと反発した。

  デービス氏は合意が成立するのは今年最後の3カ月の間だろうと発言。昨年同様、今年も年末間際でぎりぎりの折衝が繰り返されそうな様相だ。両者の間では、移行期の条件を巡る争いも表面化しつつある。

  バルニエ氏は欧州議会が承認する時間を確保するため、10月末までの合意が必要だと主張している。だがデービス氏は英上院委員会で、「将来の関係と離脱協定を並行して進めることを当然模索している」とし、「将来の関係を巡る概要が固まるまで、離脱協定に署名する気はない。従って、やや後ずれする可能性がある」と述べた。

  将来の通商関係に関する合意は英国がEUを離脱した後になる見通しで、移行期間にも交渉が続いている公算が大きい。

原題:Davis Pushes Back Brexit Deadline as Fight Brews Over Transition(抜粋)

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