エミレーツNBD、ズベルバンクのトルコ子会社買収巡り予備協議

更新日時
  • 実質的な展開があったときのみ追加発表を行うと説明
  • 30日のトルコ市場でデニズバンク株は大きく値上がり

ドバイのエミレーツNBDは30日、ロシア最大の銀行ズベルバンクがトルコに置く子会社デニズバンク買収の可能性を探るため、ズベルバンクとの協議を始めたことを認めた。

  エミレーツNBDは発表資料で、協議は「極めて予備的な段階で、取引が成立するかどうかは確かではない」とコメント。定期的にさまざまな市場で潜在的な機会を検証しており、「実質的な展開があったときのみ追加発表を行う」と説明した。

  ズベルバンクとデニズバンクもそれぞれ別の発表文で、交渉の事実を確認した。

  ズベルバンクは2014年から米国と欧州の制裁対象企業となっている。デニズバンクは12年に約35億ドル(現在のレートで約380億円)で買収した。トルコ銀行協会によると、昨年9月末時点の総資産でデニズバンクは同国9位。

  事情に詳しい関係者は29日、ズベルバンクがデニズバンク売却の可能性についてエミレーツNBDのほか、湾岸地域の複数の銀行と協議したと述べていた。

  30日のイスタンブール市場では、デニズバンクの株価が20%高の5.77リラと、ここ3年余りでの高値を付けた。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイではエミレーツNBD株も大きく上昇した。ズベルバンクのデニズバンク出資比率は99.9%。

原題:Dubai’s Biggest Lender in Talks With Sberbank on Turkey Unit (1)(抜粋)

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