キューリグとドクターペッパー・スナップルが合併へ-187億ドル

更新日時
  • ドクターペッパー・スナップル株主は1株につき103.75ドル受け取る
  • キューリグを保有するJABは食品・飲料事業を拡大している

欧州の投資会社JABホールディングは、クリスピー・クリーム・ドーナツやカリブー・コーヒーを買収するなど食品・飲料事業を積極的に拡大させているが、今度は清涼飲料事業にも参入する。

  JAB傘下で、カップ式コーヒーメーカーシステムを製造・販売する米キューリグ・グリーン・マウンテンは29日、清涼飲料メーカーの米ドクターペッパー・スナップル・グループと合併することで同社と合意。同社の支配権を得る。この取引でドクターペッパー・スナップルの株主には総額187億ドル(約2兆400億円)が現金で支払われる。この取引により米国内に飲料の巨大流通網が築かれ、米国の食品・飲料業界におけるJABの存在感が増すことになる。

ブルームバーグ・ガドフライのコラムニスト、ブルック・サザーランド氏が、キューリグ・グリーン・マウンテンとドクターペッパー・スナップル・グループの合併についてリポート

Daybreak: Americas." (Sutherland is a Bloomberg Gadfly columnist. The opinions expressed are her own.) (Bloomberg)

  発表資料によれば、ドクターペッパー・スナップルの株主は1株につき103.75ドルの特別現金配当を受け取るほか、統合後の新会社「キューリグ・ドクターペッパー」の13%を保有する。配当額はドクターペッパー・スナップル株の26日終値を約9%上回る水準。キューリグの既存株主が、新会社の87%を保有する。

  今回の合併で、JABはコカ・コーラやペプシコなどとの競争に加わることになる。ドクターペッパーは「セブンアップ」、ルートビアの「A&W」なども手掛けている。新会社キューリグ・ドクターペッパーの2017年の売上高はプロフォーマベースで約110億ドルとなる見通し。

  合併発表後、ドクターペッパーの株価は急伸。一時32%高の126.65ドルを付けた。上昇率は2008年の上場以来で最大。

  JABはジミーチュウなどのファッション関連事業を縮小する一方、食品・飲料事業を拡大させている。

原題:Keurig to Take Control of Dr Pepper in $18.7 Billion Drink Deal(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE