プラート理事:忍耐呼び掛け、インフレ目標達成までまだ距離ある

  • 金融緩和の縮小を開始する条件として3つの基準を注視
  • 域内物価圧力は依然として弱く、基調的インフレ率も低い

欧州中央銀行(ECB)のプラート理事は29日、ユーロ圏のインフレが同中銀の目標に向かう軌道に乗るところまでにはまだ距離があり、辛抱強く粘り強い政策が必要だとの考えを示した。

プラート理事

写真家:Martin Leissl / Bloomberg

  ECBチーフエコノミストの同理事はブリュッセルでの講演で、ECBは金融緩和の縮小を開始する条件として3つの基準を注視しているとし、インフレ率が2%弱という目標に向けて収れんすること、政策当局者が見通しの正確さに強い自信を持てること、収れんが金融政策による支援の解除に耐え得ることを挙げた。

  「3つの基準を同時に満たすまでにはまだ一定の距離がある」と指摘。「金融政策の進化はデータ次第で時間の経過に伴って起こる。インフレ軌道の持続的調整で3つの基準が達成されたと政策委員会が判断すれば、ガイダンスに従って資産購入は終了する」と続けた。

  ユーロ圏のインフレについては「景気の循環的強さにもかかわらず、域内物価圧力は依然として弱く、基調的インフレ率も低い」と述べた。

原題:Praet Says ECB Is Some Distance Away From Meeting Inflation Goal(抜粋)
ECB’s Praet Urges Stimulus Persistence With Inflation Goal Unmet

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE