ドイツ銀、バーゼル3の大きな打撃の中に一筋の希望の光か

  • バーゼル委は昨年12月に「バーゼル3」の見直し作業完了
  • オペレーショナルリスク計測で法務関連費用を除外する選択肢も

The Deutsche Bank AG logo

Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

ドイツ銀行は世界的な資本規制の厳格化で大きな打撃を受ける見通しだが、規制の詳細部分によって痛手は弱まる可能性がある。

  新規制ではオペレーショナルリスクの計測時に銀行の訴訟関連費用を除外する選択肢が監督当局に与えられる。その場合、ドイツ銀行には朗報で、株主のリターンが向上する可能性もある。同行はこれについて具体的なコメントを避けた。

  ドイツ銀による2008年以降の制裁金や訴訟和解金の負担は163億ドル(約1兆7720億円)を超え、欧州銀では最多。このため同行は、昨年12月に見直し作業が完了した新たな銀行資本規制「バーゼル3」の下で、監督当局の裁量から恩恵を受ける最も良い位置にある銀行の一角となる。欧州の銀行監督当局高官はブルームバーグに対し、銀行資本への影響を軽減するオプションの利用を支持する考えを示した。同高官は公の発言が認められていないとして匿名を条件に話した。

  アラミア・アセット・マネジメント(ハンブルク)の運用担当者アンドレアス・マイアー氏は「ドイツ銀には本当に恩恵になるだろう。同行には発表できる朗報があまりなかった。トレーディング事業の根本的問題で今のところかなり難しい状況にある」と指摘した。アラミアはドイツ銀の債券など33億ユーロ(約4450億円)強を運用する。

原題:Deutsche Bank Could Find Silver Lining Despite Basel Capital Hit(抜粋)

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