中国からアジア1位の座を奪取、シンガポールが米商業用不動産購入で

  • GICなど、シンガポールの政府系ファンドが積極的に購入
  • シンガポールから世界の商業用不動産への投資、過去最高を更新

Furniture is marked in a model corner office at the BXP Campus Marketing Center in New York, U.S..

Photographer: Caitlin Ochs/Bloomberg
Photographer: Caitlin Ochs/Bloomberg

米国の商業用不動産の購入では中国がアジア最大の買い手だったが、昨年はシンガポールがトップに浮上した。

  リアル・キャピタル・アナリティクスとクシュマン・アンド・ウェイクフィールドのデータによると、シンガポールが中国を抜いて1位になったのは2012年以来。中国当局が資本流出を取り締まったため、同国の投資家による購入は66%減少して59億ドル(約6400億円)となった。

  一方、シンガポール勢の購入は95億ドルに達し、その4分の3近くを政府系ファンドのGICが占めた。投資先にはドイツ銀行の米本部が入るウォール街の高層ビルを含む。

U.S. Bound

Singapore jumps to become largest Asian property investor surpassing China, Hong Kong

Source: Real Capital Analytics, Cushman & Wakefield Inc.

Inclusive of all portfolio deals and standalone deals over $25 million in all sectors in the U.S.

  不動産会社CBREグループは今年も昨年同様の傾向が続くとみる。シンガポールの機関投資家が海外に分散投資する中で、中国は資本規制を維持しているためだと、同社のエグゼクティブディレクター、イボンヌ・シュー氏は述べた。

  シンガポールの全世界を対象とする商業用不動産投資は昨年、約40%増えて284億ドル相当となり、15年に記録した過去最高を更新した。

Property Abroad Beckons

Singapore real estate investments overseas surged to a record last year

Source: Real Capital Analytics, Cushman & Wakefield Inc.

原題:China Ousted as Asia’s No. 1 Buyer of U.S. Commercial Property(抜粋)

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