楽天が損保に参入、野村系子会社を買収へ-「検討」の事実認める

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楽天は29日、野村ホールディングス傘下の損害保険会社、朝日火災海上保険を株式公開買い付け(TOB)により完全買収すると発表した。すでに生命保険には参入しており、生損保を提供する体制を整える。

  発表文によると、楽天は同日の取締役会でTOBを決議。30日から朝日火災海上の普通株を1株当たり2664円で計450億円程度で買い付ける。大株主の野村HDからは既にTOBに応じて株式を放出するとの了解を得ているという。
  
  楽天はEコマースのほかにも、旅行予約、クレジットカードなど70を超えるサービスを提供。会員にはポイントサービスを付与するなどして「楽天経済圏」を構築しており、損保事業も会員に対する商品ラインナップの拡大の一環として、参入することになった。楽天は2013年3月にアイリオ生命保険の全株式を取得、楽天生命保険に商号変更。朝日火災海上の買収で生損保両方を手掛けることになる。

  楽天はこのところ、米ウォルマートとの戦略的提携を通じて日本でのネットスーパー事業展開のほか、携帯電話事業への参入などを相次ぎ発表し、業容の拡大を進めていた。楽天株は29日、前週末比7円(0.7%)安の1013.5円で取引を終了した。

(楽天の発表を踏まえて全面的に更新しました.)
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