トランプ氏が特別検察官解任なら大統領職は終わり-グラム上院議員

  • NYTは先に大統領がモラー特別検察官解任をいったん命じたと報道
  • 特別検察官を大統領による解任から守る法律が必要-グラム議員ら

2016年米大統領選へのロシア介入疑惑を捜査するモラー特別検察官について、トランプ大統領が実際に解任すれば、それでトランプ氏の大統領職は「終わり」となると、共和党のグラム上銀議員が28日に語った。

  米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が25日、事情に詳しい複数の関係者の話として報じたところでは、トランプ大統領は昨年6月、モラー特別検察官の解任を命じたが、ホワイトハウスのドナルド・マクガーン法律顧問がこの指示に従うくらいなら辞任も辞さないと抵抗したため、大統領は引き下がった。大統領はこの報道を「偽ニュース」だとしている。

  グラム議員はABCの番組「ジス・ウィーク」で、「トランプ大統領がモラー氏を解任しようとしたのかどうかを巡り捜査が行われるのは確かだと考えられる。実際には解任しなかったのは分かっている。仮にそうしようとすれば、トランプ氏の大統領職は終わりだ」と述べた。

  グラム議員と共和党の同僚、コリンズ上院議員は、議会が超党派で大統領による特別検察官解任を阻止する法案の策定を推進すべきだとの考えを表明した。

  特別検察官を大統領による解任から守る複数の法案が取り沙汰されており、コリンズ議員はCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、「最近の話を踏まえれば、追加的な予防策」を講じるため、「こうした法案の1つを通過させることは恐らく害にならない」と指摘した。

  グラム議員も「全ての特別検察官を守る法律を整備するのは良いことだろう」と語った。

  米中央情報局(CIA)長官や国防長官を歴任したロバート・ゲーツ氏はNBCの番組「ミート・ザ・プレス」で、トランプ大統領がモラー特別検察官を解任した場合に払うであろう「政治的コスト」を議会メンバーが明確に示す必要があると述べた。

  ただゲーツ氏は、大統領がモラー氏のような行政府の被任命者を解任すると決めた場合、法律で大統領を阻止する権限が議員にあるか明白ではないと話した。

原題:Senator Sees ‘End’ of Trump’s Presidency If He Fires Mueller(抜粋)

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