米ITC、ボーイングの主張退け-加ボンバルディアが予想外の勝利

カナダの航空機メーカー、ボンバルディアは米デルタ航空に単通路ジェット機「Cシリーズ」の納入を開始できる運びとなった。米国際貿易委員会(ITC)は26日、カナダから座席数100-150の航空機の輸入について米国企業や労働者に打撃を与えないと予想外の判断を下した。委員会の全会一致の判断を受け、米商務省が先月決定したほぼ300%の関税は発動されないことになる。

ボンバルディアCS300

写真家:Jasper Juinen / Bloomberg

  この判断は同業の米ボーイングにとっては痛手となる。同社は、ボンバルディアが政府から補助金を受けながら、米国でCシリーズを不当な安値で販売したと主張していた。 一方これにより、米国と、カナダおよびボンバルディアの一部生産が行われている英国との通商上の緊張が緩和する可能性があり、同社には新たな米国顧客を得る機会が生じることになる。

  オルタコープ・キャピタルのアナリスト、クリス・マレー氏(トロント在勤)は「びっくりしている。これで、同ジェット機のデルタへの納入に道が開けた。また、米国における潜在的な将来の受注を巡る懸念も取り除かれた」と語った。

原題:Bombardier Gets Surprise Win as U.S. Rejects Boeing Trade Case(抜粋)

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