中国JDドットコム、年内の米進出目指す-アマゾン本拠地に乗り込む

  • ロサンゼルスを足掛かりとした米進出に向けて準備進める
  • ロジスティクス株の15%をテンセントなどに売却する協議は最終段階

中国の電子商取引会社JDドットコム(京東)は、ロサンゼルスを足掛かりに年内に米国へ進出する準備を進めている。国内では最大のライバル企業アリババ・グループ・ホールディングに対抗し、米国ではアマゾン・ドット・コムに挑戦する。

  JDドットコムは海外事業の拡大を支援するため、大規模な物流機能の構築に向けた資金調達を探っている。傘下のロジスティクス部門の株式15%をテンセント・ホールディングス(騰訊)などの投資家に売却する協議は最終段階にある。テンセントはそのうち約3分の1を取得する見通しで、JDドットコムの創業者である劉強東氏は株売却を来月半ばまでに完了させることにしていると、世界経済フォーラム(WEF)年次総会が行われているスイスのダボスでのインタビューで述べた。

  これは約3年以内に中国本土、あるいは香港でロジスティクス部門の新規株式公開(IPO)を行う前触れになると劉氏は説明した。

  同氏は「一度何かをすると決めれば、資金に糸目をつけないのがJDのルールだ」と表明。10年以内に売上高の半分を海外から得たいとした上で、「目標を達成するまで投資を続ける」と話した。

  ニューヨークに上場するJDドットコムは、中国系住民が多いことを理由に米西海岸のロサンゼルスを足掛かりに米進出を検討。当初の物流支援ではパートナーであり、株主でもある米ウォルマート・ストアーズに頼る可能性もある。

原題:JD Enlists Tencent as It Prepares to Take on Amazon in the U.S.(抜粋)

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