米国株に13年来最強の売りシグナル、記録的資金流入の裏で-BofA

  • 24日までの1週間に株式に332億ドル流入-米国株へは70億ドル流入
  • 第1四半期にS&P500種株価指数で「戦術的な撤退」起こる公算大

企業決算シーズンが順調に幕を開け、株式相場が世界的に高値を更新する中で、株式ファンドに記録的な資金が流入している。ただこうした資金動向を受け、2013年以来最も強い売りシグナルを発した指標もある。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチは調査リポートで、24日までの1週間に株式に332億ドル(約3兆6300億円)が流入したとEPFRグローバルのデータを引用して指摘した。株式アクティブファンドやテクノロジーファンド、米インフレ連動債(TIPS)が過去最高水準の資金を集めている。

  BofAによると、米国株には70億ドル流入。欧州株は46億ドルと流入額はこの37週で最大だった。新興市場株には81億ドルの新規資金が入り、データの集計を開始して以来2番目の規模だった。

Fund Flows

Equities saw the biggest inflow on record last week

Source: BofAML, EPFR Global

  こうした中でBofAのストラテジストは、第1四半期の株式市場、少なくとも米S&P500種株価指数で「戦術的な撤退」が起きる公算が大きいとみて、リスク資産への急ピッチの資金流入に警鐘を鳴らした。リポートによると、BofAの「ブル・ベア」指標は13年3月以降で最も強い「売り」シグナルだ。

  株式市場の高揚感は、高リスクの社債には波及しなかった。高利回り債のファンドからは25億ドルが流出。資金流出は過去13週で11回目だ。新興市場の債券ファンドには引き続き需要があり、16億ドルの資金が流入した。

原題:Biggest Sell Signal for Stocks Since 2013 Hit With Record Inflow(抜粋)

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